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たむらのタマゴ


たむらのタマゴのヒミツ

今回ご紹介するのは、自然豊かな徳島県阿南市に自社養鶏場を持つ「株式会社たむらのタマゴ」。ここでは、当社のだし醤油を製造する際に出る、だしを取った後の「だし粕」を乾燥させて粉末にした『魚粉』を鶏の飼料として活用しています。
「『魚粉』には動物性たんぱく質がたっぷりと含まれ、魚特有の臭みもありません。『魚粉』を食べて育った鶏の卵は、深みのあるすっきりとした味わいになります」
と話すのは、代表の田村智照(もとのぶ)さん。田村さんは、30年ほど前から「毎日食べてもらえる卵」の生産に取り組み、現在ではその品質とおいしさが評判となっている養鶏家です。

EM菌を活用した卵づくり

「きっかけは、私自身が体調を崩したことでした。病院で1日1個の卵を勧められ、健康に役立つ卵づくりに目覚めました。そこからいろいろ勉強を始め、EM菌に出会いました」(田村さん)

EM菌とは、発酵型の乳酸菌や酵母菌など、80数種類の有用微生物で構成される善玉菌の集合体で、田村さんはこれを飼料や鶏舎への噴霧に使用。薬剤は一切使わず生産しています。
「EM菌を飼料に混ぜる作業は手間と労力が必要ですが、鶏の健康や卵の品質に良い影響を与えていると実感しています」(田村さん)
また、鶏糞を肥料として販売し、循環型農業にも貢献しています。こだわりの米や野菜を作る生産者からは「作物の出来栄えが違う」と絶大な支持を受けているそうです。

いい卵は鶏の飼育環境から

日の光が注ぎ、さわやかな風が吹き抜ける鶏舎に、集卵体験のため訪れた石田と張(チャン)のカマダコンビはちょっとびっくり。
「想像と全然違う。においがしない」(石田・張)
「卵は殻に気孔があって呼吸しているので、鶏舎が臭いと卵も臭くなります。うちの卵が臭みが少ないといわれるのは、この環境のおかげも大きいです」(田村さん)

丁寧に集めた産みたての卵を、卵かけご飯で試食させてもらいました。石田は徳島県産の米を飼料に配合した、黄身が白い『地米』。
張は黄身が濃く味も濃厚な『濃密』です。
「『地米』はあっさりしていて、ほんのり甘みがあります。お米の甘みでしょうか」(石田)
「『濃密』はコクがあって、だし醤油で旨みが増します。毎日食べたいおいしさ!」(張)

今回はこの2種に、昔ながらの風味とコクが特長の『たむらのタマゴ』を加えた3種の卵と「だし醤油」をセットにしてお届けします。ぜひ食べ比べて、それぞれの味わいをお楽しみください。

株式会社たむらのタマゴ
代表:田村 智照(もとのぶ)さん
専務:田村 木綿子(ゆうこ)さん

試行錯誤を繰り返した長年の卵づくりにも「苦労を感じたことはない」と語る智照さんに、「その分、まわりが苦労しています」と朗らかに笑う木綿子さん。

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